バベルダオブ島の海岸沿いに点在するテラス状の山でケヅと呼ばれている。アイミリーキ州のケヅは'94'95'96年の3度にわたり日本の調査グループが発掘調査を行った。その結果、発掘層(年代)により異なった文化が形成されていた事は判明した。出土した石器や土器の一部の炭素測定によると少なくとも約1500年前にはその場所で先住民が生活していたと考えられている。ケズの周囲にはストーンフェイスがあったりすることから何らかの宗教的なシンボルや一種のピラミッドという説もあるが未だに多くの謎に包まれている。
ぺリリュ-島は太平洋戦争で日米合わせて2万人以上の犠牲者を出した戦史に残る激戦地であり、今でもその爪跡が島のあちこちに残っている。しかし、そんな側面ばかりではなく、のどかな自然に包まれた時の流れを忘れさせる島としても人気がある。中でも平和記念公園があるオムルール岬の磯は世界的にも有名な磯釣りのポイントとして釣り人を魅了し、ダイビングも上級者向けのポイントではあるがとてつもない大物との遭遇があるポイントとして人気が高い。時の流れを忘れさせてくれるぺリリュ-で島の人々とゆっくり交流を楽しむのもいいのでは…。
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